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続く13

ケンとカズという映画を観た、 日本版 息もできない と呼ばれているのでさぞ暴力的なヒューマンドラマなんだろうと予想していたけどいい意味で裏切られた、 これは息もできないというより、哀しき獣ですな、 超良かった!! 作品のクオリティーを語るなら、この一言に尽きる、 けど、けどね、 見終わった後に高揚感と共に妙な不安感にも襲われた、 ケンとカズという映画はモロに暴力の世界を描いている暴力的な映画でありその暴力に対して興奮するしとても楽しい96分だった、 けど、楽しい、だけで良かったのか? 本来目の前で暴力が展開されていれば怖いし不快でなければいけないのに、この映画を観て感じた事は楽しい&面白い、だった、 危険度の高い思想家ほどその思想が危険なものとは認識させないようにアウトプットするもの、この映画の作り手が危険な思想家とは決して思わないけど、暴力映画やノワール映画と謳う以上は恐怖感の薄い暴力映画はアクション映画という文言を入れた方がいいのでは? そう思った、 アクション映画という触れ込みで客が来なくなる程作りの弱い映画では無いし、 アクション映画か暴力映画かなんて観点は抜きにして面白いと太鼓判を押す有名人のコメントが多数寄せられているんだし、 「衝撃のハードノワール」ではなく「衝撃のバイオレンスアクション」でいいと思う、 もし深作欣二が生きていたらそんな事を言いそうだ、 アクション映画と暴力映画(ノワール映画)は違う、 アクション映画は暴力の快感を客に与え暴力映画やノワール映画は暴力や犯罪の不快感を客に与える為に作られているものだ、 不快感をペンドして敢えて漂白された表現に留まるなら、むしろ中途半端にノワールと表現するよりバイオレンスアクションエンターテイメントと謳った方が割り切って楽しめる作品である事が強調されてむしろ一般的な客足ももっともっと稼げたんじゃないか? タランティーノの映画みたいに、 それぐらいの大風呂敷広げてもしっかり楽しませてくれる映画だよ、 ノワールって言葉にピンとくるのは一部の映画好きぐらいなんだしさ、 主人公に感情移入した理由は格好良さであって、 憐れみではなかったよ、麻薬の密売ってなんだかカッコいいじゃないの、って感じたよ、 この映画が麻薬販売の促進に一役買ってしまわない事を切に願う、 映画にとって一番の敵は映画に影響されて人を傷付けるバカだから、 そんなバカに利用されてしまわない事をただただ祈る、 めちゃくちゃ素敵な映画だから、 プロモーションがピントを外すと社会現象から社会問題に発展するからマジで怖いんだよ... つづく、