続く12
映画も音楽も共通している一点として時間という概念がある、
音楽では1分台の曲しか作らないものもいれば長いものだと1曲1時間越えなんてものがある(ゴッドスピードユーブラックエンペラーの諸作とか、フィッシュマンズのロングシーズンとか)
映画に関しは台詞と画による作品となるからもう果てしなく気が遠くなってしまう、
自分は一応とは言え音楽も映画も触れてきている、
そんな中で気が付いたのは、作品を残す上で作者を最も現しているものは作品の内容よりも作品の時間では無いかという事、
良し悪しの問題ではないけど、
おそらく音楽であれ映画であれ作者本人にとっての適切な長さというものが存在し、長い短いに関わらず適切な時間から逸脱した作品は作者を良し悪しの判断基準の蟻地獄に落とす、
というか大概、長過ぎ、短過ぎ、という理由で不評となる、
とある作者が評価された際に作品の内容もあるにせよ時間というものはとても重要では無いかと思う、
10分位内の短編しか作らない自主制作映画の監督、
曲数35曲/演奏時間:25分というアルバムしか作らないバンド、
それぞれが己の体内時計と向き合って作った適切な時間の作品であれば、
それはどんなものであれ評価されるのでは、
だからさ、長編はまだ長い、とか、
短編は作れない、とか言わないでやってみぃ、
作者自身が自身にとって適切かどうか決めればいいし、お客さんもまた自分にとって適切な作品を選び取るから、
どこかで双方は幸せな出会い方ができる筈!
俺は...多分長い作品、
つづく、